トップウイング、オーディオ環境に最適化した極細銀メッキ銅単線LANケーブル「Ultra Slim Link」
トップウイングサイバーサウンドグループは、自社設計の極細径ケーブル第3弾として、オーディオグレードLANケーブル「Ultra Slim Link」を、4月18日(金)より発売する。価格は1mで8,800円、2mで9,900円(いずれも税込)。その他のケーブル長についても特注にて受け付ける。

Ultra Slim LinkはCAT6準拠のUTP LANケーブルで、これまでに発売した「FLUX」「FLOW」に続く、自社設計の極細径ケーブル製品の第3弾となる。データセンターなどで用いられている極細径LANケーブルから得た着想と、同社の培った開発技術を組み合わせることで、長さ数m程度の一般的なオーディオ用LANケーブルとして最適化。過剰な太さを削ぎ落として振動や高周波特性を追求し、優れた音質を実現したとアピールする。

導体にはAWG30に相当する銀メッキ銅単線を採用。LAN信号の高周波伝送に多分に影響するという表皮効果に対し、銀メッキおよび単線構造が有利に働くとしている。外径は約2.9mm。
内部絶縁材にはHDPE(高密度ポリエチレン)、外被にはPE(ポリエチレン)を導入。一般的なPVCよりも電気特性と振動特性に優れるという。


LANプラグについては、極細径かつ単線に対応するプラグを一から製作。圧着端子にはリン青銅を採用し、プラグの接点には金メッキを施した。これによって、高い強度と信頼性を兼ね備えるとしている。
LANプラグ外装の素材にはポリカーボネートを使用。同社によれば、近年のLANプラグには爪の破損防止を目的として柔らかい樹脂が採用されることが多いものの、振動特性への影響やLANジャックとの嵌合相性を考慮した結果、ベーシックな素材であるポリカーボネートを用いたとのこと。
「爪」部分においても、振動特性に悪影響を与えるものを排除するため、ブーツ(端子の根本に取り付けられる保護カバー)などは不採用。代わりに爪部分の形状を工夫し、外力がかかりにくく、折れにくい構造を実現したという。


なお取り扱い上の注意として、極細単線構造を採用しているため、過度な引っ張り/折り曲げ/踏みつけなどにより断線する恐れがあるとのこと。同社では設置や取り回しの際に十分注意するようアナウンスしている。
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