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公開日 2025/06/05 18:36

JBL、着脱式リア/11.1.4ch/IMAX Enhanced認証の最上位サウンドバー「BAR 1300MK2」

GREEN FUNDINGにてクラファン実施
編集部:松永達矢
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ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの11.1.4ch完全ワイヤレスサラウンドシステム「BAR 1300MK2」の日本導入へ向けた支援プロジェクトを、クラウドファンディングサイトGREEN FUNDINGにて、6月18日(水)よりスタートすると発表。本日6月5日よりLINEの友だち追加による事前登録を開始した。

「BAR 1300MK2」

一般販売予価は税込228,000円としているが、リターンプランの一例として先着100名限定の「Super Early Bird」では18%オフ、先着150名限定の「Early Bird」では15%オフの価格で購入できるとしている。プロジェクトは8月31日(日)までの実施で、製品発送は2025年9月下旬から順次と案内する。なお、プロジェクト期間中は二子玉川蔦屋家電内「蔦屋家電+」にて製品展示を実施予定としており、実物を見て支援を検討することも可能だ。

1990年代からの5.1chホームシアター、2000年代からのサウンドバーに続く「ホームシアター第三の革命」と銘打ち、2022年に国内上陸を果たした7.1.4ch対応機「BAR 1000」の上位に位置付けるモデル。名称に使用される「MK2」は、同ブランドサウンドバーの「第2世代」を示すものとなっているとのこと。

BAR 1000で好評を博した脱着式のワイヤレスリアスピーカー、別体のワイヤレスサブウーファーを踏襲しながら、搭載スピーカーの増加による「11.1.4ch構成」の実現や、家庭用IMAX規格「IMAX Enhanced」認証に同ブランドのサウンドバーとして初めて対応するなどのバージョンアップが図られている。

「BAR1000」で好評を博した脱着式のワイヤレスリアスピーカー、別体のワイヤレスサブウーファーを踏襲


 音響サラウンドフォーマットは上記したIMAX Enhancedに加え、Dolby Atmos、DTS:Xをサポート。搭載ユニット数は、BAR1000(15基)の約2倍となる29基を搭載。50mm×75mmレーストラック型ドライバー×8基、25mm径トゥイーター×7基、75mm径天井反射用フルレンジドライバー×4基をサウンドバー本体に内蔵。これらを1スピーカーにつき1アンプの独立マルチ駆動方式でドライブ。総出力は950Wとなる。

スピーカー構成のイメージ図

左右それぞれのリアスピーカーについてもBAR1000の各2基から大幅にアップデート。50mm×90mmレーストラック型ドライバー×2基、50mm径フルレンジドライバー×1基、75mm径天井反射用フルレンジドライバー×1基を搭載。総出力は160Wとなる。4,722mAhのリチウム電池の内蔵により最大10時間の連続再生を実現。分離時においても充電を気にせずサラウンド音響を楽しむことができる。

説明会には、ユニット配置が把握できるリアスピーカーのカットモデルも


 また、着脱式リアスピーカーの新たな要素として、それぞれが独立したBluetoothスピーカーとしても使用可能に。背面のBluetoothボタンを押すことで、サウンドバーから独立したスピーカーとして運用でき、Auracastにも対応する。BAR 1000にも同梱された端子隠し用のカバーは、Bluetoothスピーカーとしての使用時にラバーフットとして兼用できるようにアップデートが施されている。

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着脱式リアスピーカーはBluetoothスピーカーとしても利用可能。ユニット配置の関係で縦置きで使用する
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着脱式リアスピーカーの背面部

機能面では、テレビから離れたキッチンなどでも手元で、サウンドバー本体のフロントスピーカー同様の音を聴くことができる「ブロードキャスト」や、BAR 1000のアップデートで追加された、視聴位置に設置したリアスピーカーからのみサウンド再生を実施する「ナイトリスニングモード」など、着脱式のギミックを活かした機能も利用可能だ。

また、脱着についてもBAR 1000からのフィードバックを元に構造を見直し、スライド式としたことで、片手でも脱着可能な構造に変更された。

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片手での脱着ができるよう設計を見直し
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リアスピーカー用の端子部カバーをつけた状態

ワイヤレスサブウーファーは、シネマサウンドの土台となる「LFE(低域効果)」を増強させるため、構造を刷新。200mm径ウーファー2基を水平対向配置した「密閉型デュアルウーファー」方式を採用。BAR1000のサブウーファーから35%のダウンサイジングを実現させながらも、最大600W×2、合計1,200Wによる強靭な重低音表現を獲得。さらに、ユニットの配置を工夫させたことで、筐体の不要振動を最小化させている。

ユニットを2基対抗配置する、新デザインのワイヤレスサブウーファー


シリーズの基幹技術となる「MultiBeam」テクノロジーは「MultiBeam 3.0」へとアップデート。BAR 1000ではMultiBeam呼称だった同機能は、バージョン2.0相当だったとのことで、本モデルから明確な進化がわかりやすいようネーミングを変更させた。

ビーム数は従来の「BARシリーズ」から変わらないものの、シリーズ間で共通のアルゴリズムを使用したため、下位機と上位機とで異なるユニット配置に対応できず、放射角が被ってしまうという問題をクリアすべく、モデリングシミュレーションを実施。スピーカーのアングルに最適な角度を設定することで、壁や天井に放射される音のビームの強さと正確さを向上させ、各チャンネルの音がより明瞭に、なめらかに繋がるようになったとアピールする。

フロント部には視認性に優れる高繊細有機ELディスプレイを搭載


立体音響や低音に埋もれないように、セリフなどの声の成分をリアルタイムで抽出して輪郭を際立たせるダイアログ・エンハンス技術についても「PureVoice 2.0」へとアップデート。さらなる高度な音声信号の解析を行うことで音量レベルと、環境コンテンツ(シーン)に応じた声の強調の調整を行うなど、さらなる精度向上を実現させた。

さらに、本モデルでは「PureVoice」の応用として、轟音の中で埋もれてしまう繊細な環境音や効果音を拾い上げる「SmartDetails」といった新機能も備える。

これまで同様、専用アプリ「JBL ONE」では、部屋の音響特性を測定する「ルーム・キャリブレーション」や、本体操作、音声/ネットワーク設定を行うことが可能。またBAR 1000においては、アップデートで追加された「サウンドスケープ」機能もデフォルトで盛り込まれている。心地よい4つの「音の風景」をプリセットしており、これをサラウンド再生することで日常生活の環境ノイズを緩和するとしている。

天面部に備えられた操作キー


そのほか製品仕様は、本体前面に音量や入力ソースの視認に適した高精細有機ELディスプレイを搭載。入出力系はeARC対応のHDMIを1系統、HDCP2.3に対応するHDMIを3系統(HDR10, Dolby Visionパススルー対応)、光デジタル、Ethernet端子をそれぞれ1系統搭載する。

ワイヤレス接続機能として、Bluetooth機能を搭載。サウンドバー本体はバージョン5.3、リアスピーカーは5.4の対応となる。Wi-Fi機能はWi-Fi6にも対応したデュアルバンド仕様。Appleの「AirPlay2」をはじめGoogleの「Chromecast built-in」などを通して、スマートフォンやタブレットからシームレスに音楽をストリーミング再生することが可能だ。

外形寸法及び質量は、サラウンドスピーカーを取り外したサウンドバー本体のみが1,030W×58H×136Dmm、約6.0kg。リアスピーカー単体が202W×58H×136Dmm、1.3kg(1台)、サブウーファーが315W×277H×275Dmm、12kgとなる。

付属品としてHDMIケーブル(1.2m)、AC電源ケーブル(1.5m) × 2、リモコン(単4電池2本付)×1、サウンドバー壁掛けキット× 1、サラウンドスピーカー壁掛けキット× 2、サイドキャップ×4を同梱する。

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